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男性が病院で卒倒 見殺しにされ死亡

2014年09月02日

【新唐人2014年9月2日】最近、ある男性が病院で支払いをするため並んでいたところ、突然倒れましたが、病院の医師は誰も助けなかったため、死亡しました。これについて大陸の医師は、モラル低下と面倒を恐れる気持ちが原因だと分析します。

 

8月19日午前10時58分、59歳の王偉雲(おう いうん)さんは、湖南省の病院で支払いをするために行列していた時、突然倒れて、頭を壁に打ちました。それから7分間、10人の医療関係者が通りかかりましたが、誰も救命処置をしません。11人目の医師がようやく簡単な処置をしたものの、結局、王さんは死亡しました。1時間後、王さんの遺体が運ばれましたが、そばには笑っている医師もいます。

 

大陸 張医師

「もし助ければ、面倒を招きかねません。路上で倒れても、誰も助けないのと同じです。この体制は個人を守ってくれないので、相手が医療費を支払えないと、医師の給料から天引きされます」

 

王さんの家族は、王さんが医療関係者に見殺しにされる映像を見てショックを受けました。

 

大陸 張医師

「人を助ける時、自分が犠牲になる覚悟がないといけません。中国ではモラルを大切にするほど生きるのが大変になります。国も各業界も冷血です。皆 生きるのに必死です。モラルを回復するには、法治を打ち立てなければなりません」

 

湖南省の人権活動家、周志栄(しゅう しえい)さんは、中国の病院は政府の病院であり、国民の病院ではないと指摘します。お金儲けが目的で、けが人を助けないばかりか、患者を死なせても責任を取らず、家族が説明を求めると、「騒ぎを起こした」というレッテルを貼られるからです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/01/a1134850.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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